東京藝術大学美術学部建築科の入学試験は、文章と図で示された立体を定量的に捉え描画を行う[空間構成]と、与えられた素材から空間をドローイングや文章で表現する[総合表現]の2課題で構成されます。
以下に、平成30年度の美術学部建築科入学試験の参考作品とその評価基準を掲載します。平成29年度以前については本ページの下段のリンクから参照できます。
なお、試験問題については、こちらを参照してください。
平成30年度美術学部建築科入試問題用紙(PDF)
また、平成31年度入学試験に関する情報は、大学入試情報サイトに掲載される募集要項を参照してください(11月頃掲載予定)。
東京藝術大学入試情報サイト
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◎[空間構成](1日目)
この試験は、文章と図で示された立体に関する問題です。
問題文で定義された操作により作られた曲面で立方体を切断し、それに球体を加えた6つの立体を配置し描写するものです。この試験においては次の点を評価しました。
① 曲面の形状を正確に想起する能力
② 立体や影の形状を正確に把握する能力
③ 素材及び立体が創り出す空間の描写力
なお、この試験では立体や影の形状を「正確」に捉えることがすべての前提になります。この点は十分に留意してください。
以下、合格者の解答例です
解答例a
解答例b
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◎[総合表現](2日目)
この試験は、正解を求めるものではなく、受験生の資質と独創性を問うものです。内容は、与えられた素材(文章、図、写真、映像など)から空間をイメージし、それをドローイング、立体、文章などで表現するものです。
平成30年度は、提示された条件、目的、方法に基づいて、自らが創造した空間を文章とドローイングで表現するものです。この試験においては次の点を評価しました。
① 問題文で提示された条件、目的、方法を適切に関係づける理解力
② 条件と目的を豊かに結びつける、効果的な方法の展開を構想する力
③ 空間の創造力とその表現
④ 制作意図を的確に説明する能力
平成30年度の試験では、出題側の意図は、設定した「2人」のキャラクターとの関わりのなかで空間構成の印象的な対比や、それをもとにした形態を創造することを求めていました。その課題に対して、配布した素材を、検討のツールとして有効に活用し形態の創造に関する発想に繋げられていない例や、定量的な検証に関して説明が不足している例が目立ちました。
以下、合格者の解答例(設問1、2、3)です。
以上3点、解答例A(設問1、2、3)
この試験で求めた2つの対比について明快に表現されており、対比的な要素が効果的に出会っている点が評価されました。ただし構図の選び方として、曲線の空間がもつ空間のダイナミズムが十分に表現し切れていない点、設問3の文章による表現に不足がある点が指摘されました。
以上3点、解答例B(設問1、2、3)
この解答例では、構成を導くための論理的な展開の明快さが高く評価されました。一方で設問2において2者の意図された対比が構図上に十分に表現し切れていない点が指摘されました。
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関連:
平成29年度 東京藝術大学美術学部建築科 入学試験 参考作品
平成28年度 東京藝術大学美術学部建築科 入学試験 参考作品
平成27年度 東京藝術大学美術学部建築科 入学試験 参考作品
平成26年度 東京藝術大学美術学部建築科 入学試験 参考作品
平成25年度 東京藝術大学美術学部建築科 入学試験 参考作品
以下に、平成30年度の美術学部建築科入学試験の参考作品とその評価基準を掲載します。平成29年度以前については本ページの下段のリンクから参照できます。
なお、試験問題については、こちらを参照してください。
平成30年度美術学部建築科入試問題用紙(PDF)
また、平成31年度入学試験に関する情報は、大学入試情報サイトに掲載される募集要項を参照してください(11月頃掲載予定)。
東京藝術大学入試情報サイト
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◎[空間構成](1日目)
この試験は、文章と図で示された立体に関する問題です。
問題文で定義された操作により作られた曲面で立方体を切断し、それに球体を加えた6つの立体を配置し描写するものです。この試験においては次の点を評価しました。
① 曲面の形状を正確に想起する能力
② 立体や影の形状を正確に把握する能力
③ 素材及び立体が創り出す空間の描写力
なお、この試験では立体や影の形状を「正確」に捉えることがすべての前提になります。この点は十分に留意してください。
以下、合格者の解答例です
解答例a
解答例b
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◎[総合表現](2日目)
この試験は、正解を求めるものではなく、受験生の資質と独創性を問うものです。内容は、与えられた素材(文章、図、写真、映像など)から空間をイメージし、それをドローイング、立体、文章などで表現するものです。
平成30年度は、提示された条件、目的、方法に基づいて、自らが創造した空間を文章とドローイングで表現するものです。この試験においては次の点を評価しました。
① 問題文で提示された条件、目的、方法を適切に関係づける理解力
② 条件と目的を豊かに結びつける、効果的な方法の展開を構想する力
③ 空間の創造力とその表現
④ 制作意図を的確に説明する能力
平成30年度の試験では、出題側の意図は、設定した「2人」のキャラクターとの関わりのなかで空間構成の印象的な対比や、それをもとにした形態を創造することを求めていました。その課題に対して、配布した素材を、検討のツールとして有効に活用し形態の創造に関する発想に繋げられていない例や、定量的な検証に関して説明が不足している例が目立ちました。
以下、合格者の解答例(設問1、2、3)です。
以上3点、解答例A(設問1、2、3)
この試験で求めた2つの対比について明快に表現されており、対比的な要素が効果的に出会っている点が評価されました。ただし構図の選び方として、曲線の空間がもつ空間のダイナミズムが十分に表現し切れていない点、設問3の文章による表現に不足がある点が指摘されました。
以上3点、解答例B(設問1、2、3)
この解答例では、構成を導くための論理的な展開の明快さが高く評価されました。一方で設問2において2者の意図された対比が構図上に十分に表現し切れていない点が指摘されました。
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