日時:2014年10月11日(土)~2015年1月23日(金)7時半~22時(最終日は17時
まで)
会場:札幌大通地下ギャラリー500m美術館(札幌市中央区大通西1丁目〜大通東2丁目)
詳細:http://500m.jp/exhibition/3107.html
教育研究助手の岩瀬諒子らによる提案が出展されています。
「光のかまくら」岩瀬諒子/植村遥
展覧会のテーマ「美術と建築、これからの札幌」に対して、札幌の冬をより楽しむため、「光のかまくら」という小さなサンルームのようなガラスの空間を街に散りばめる提案。
緑爽やかなにぎわいの夏が過ぎると、街は少しずつ白い表情を覗かせる。人びとの生活は暖かな室内や地下空間に移り、地上の空間は静まり、少し寂しくもある一方で、凛とした美しさも兼ね備える。
夜、モノトーンの闇の中にかすかな音と共に白い華が舞い、朝、降り積もった雪に差し込む柔らかな光は、街をきらめかせる。元気な子どもたちはかまくらをつくり、その心地良い小さな空間には人が集い、寄り添い、ぬくもりを纏う。そんなかまくらのぬくもりの小さな空間を、ガラスという素材でつくり、静かになった街の隙間にそっとおいてみる。
ガラス素材の特性(視覚的連続性、光の透過性、温室効果等)が、雪化粧した街を見る楽しみや、人びとの集いのきっかけ、光を浴びる喜びなどをもたらすことを期待する。
模型制作協同:植村遙
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