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Channel: 東京藝術大学美術学部建築科|大学院美術研究科建築専攻 Tokyo University of the Arts Faculty of Fine Arts / Graduate School of Fine Arts Department of Architecture
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TG1902 | OPEN HOSPITAL

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TG1902 | OPEN HOSPITAL

会期:2019年5月13日(月)〜 5月27日(月)
会場:TAPERED GALLERY |テーパード・ギャラリー
  (東京都台東区上野公園12-8 美術学部 総合工房棟4F)
開館時間:大学開門時間に準ずる
出展:東京藝術大学 中山研究室
主催・企画:東京藝術大学美術学部建築科教室
問い合わせ先:050-5525-2234

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中山研究室第4 期は、1年をかけて、ある地方の私立総合病院の建て替えについて考えてきました。
病院という特殊なプログラムの設計を考えるのは初めてで、様々な提案や問題が無秩序に現れていきます。

車社会と病院、人工透析、車イス、機械と臓器、老朽化、病院の建て替え、震災、地域との関係、…

1つを解決しようとするとどこか別のところで不具合が起きたりして、
それらを端っこから一つ一つ解決するのは難しいことでした。

そこで、そのとりとめもない要素たちを一度宙に浮かべ、すべてを保留にしたまま、ゆっくりと思考を深めていきました。
ポーズと再生をくり返しながら互いの要素にフィードバックしあって深めていくやり方です。
これを私たちの中では「観測気球」型の設計手法と呼んでいます。

今回の展示では、その思考過程をそのまま一冊の本にまとめました。
順番に何かが決定していくのではなく、話が戻ったり、メンバーの意見が好き勝手に現れたり、いろんな話題の中でだんだんと何かが形になっていく。そんな様子が伝わると嬉しいです。

観測気球型の本ですから、その読みとり方も自由です。
今回は、研究室のメンバーがそれぞれどんな風に本を読むのか、そのモニターもセットになっています。
それぞれ、推しどころは違います。
映像を見ながら、好きなところから、好きなように読んでみてください。

ps
きれいな本の横に置いてある” 第六版” は、みなさんの声も一緒に本にするためのコピーです。
考えついたことがあったら椅子に腰掛けて書き込んでみてください。
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