2013年4月22日に開催された「FENDI - FUR CREATION ワークショップ」に参加した藝大の学生によるファータブレット(約30cm角のパネルで、素材感を見るためのもの)デザインコンテストで、竹之内芙美(北川原温研究室M1)が選出されました。
9月にはイタリアに招待され、実際にその入選したファータブレットを制作。
光沢に富んだシルキーで柔らかな質感を持ったミンクのホワイトで、山並みを表現。
光沢のある長めの刺毛であるフォックスのブラックで、水面に映る山並みの虚像を表現。
「mountain water surface」竹之内芙美
水に映る山の影は、やわらかな反転の風景をつくり出す。それはまるで、山々が水に浮いているような、幻想的な光景である。水面を境に、上下に伸びる雄大かつ軽やかな山々をファーで表現した。このタブレットに表と裏はない。水面に浮かぶ山の裏は、また水面に映る山でもある。そんな、現実ではありえない光景を1枚のタブレットで表現した。
招待ツアーで訪れたミラノにあるショールーム。工場をリノベーションした建物。
ローマにあるFENDIのアトリエでの制作の様子。
関連:http://www.geidai.ac.jp/museum/exhibit/2013/FENDI/FENDI_ja.htm
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