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Channel: 東京藝術大学美術学部建築科|大学院美術研究科建築専攻 Tokyo University of the Arts Faculty of Fine Arts / Graduate School of Fine Arts Department of Architecture
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Lecture |中山研究室 出張オープンゼミ

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Lecture
中山研究室 出張公開ゼミ
ゲスト:臼井隆志(workshop designer )
ホスト:中山英之

表参道のミナガワビレッジにて、東京藝大中山研の出張公開ゼミを行います。
ゼミのテーマは、福島で医療や教育に携わる団体の依頼で中山研が行う予定である、小学生を対象とした“建築ワークショップ”の計画について。中山研修士1年が計画中のアイデアについて議論します。

ゲストは臼井隆志さん。昨年『意外と知らない赤ちゃんのきもち』を著し、赤ちゃんや子供を対象としたワークショップ・デザインの専門家です。

ゼミは臼井さんのレクチャー、中山が過去に行ったワークショップのショート・レクチャー、そして学生による現状案の発表とそれに対する議論、といった内容になります。

どなたでも見学可能です。

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日時:2月18日(月)19:00-20:30(18:30より受付)
場所:ミナガワビレッジ
( 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前4-9-13)
主催:東京藝術大学美術学部建築科中山研究室

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臼井隆志(workshop designer )
1987年東京都生まれ。 2011年慶応義塾大学総合政策学部卒業
子どもの居場所である児童館にアーティストを招聘するプログラム 「アーティスト・イン・児童館」の企画・運営(2008~2015)
ワークショップを通して服をつくるファッションブランド 「FORM ON WORDS」の企画(2011~2015)
伊勢丹新宿店の教育事業「cocoiku」に従事。販売員へのファシリ テーション教育、0~6歳の親子教室「ここちの森」の企画開発、体 験型販売フロア「cocoiku park」の企画開発などを行う (2015~現在)

Critique |三大学卒業設計合同講評会

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東京大学・東京藝術大学・東京工業大学の三校合同で卒業設計講評会を開催します。

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日時:2019年3月10日13:00-18:00
場所:東京大学本郷キャンパス工学部1号館2階製図室
審査員(敬称略/順不同)
トム・ヘネガン/中山英之/隈研吾/加藤道夫/奥山信一/石田建太朗

News | AAスクール×藝大合同ワークショップ

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CITY OF BROKEN RELATIONSHIPS_都市の壊れた関係

AAスクールとの合同WSへの参加者を広く募集します。
Diploma Unit 11の学生12名、およびユニットマスター・江頭慎と共に、東京を対象として作業をおこないます。学部生も含めて様々な学年からの参加を期待します。参加を希望する学生は、メール(geidai.archi.teach@gmail.com)に学籍番号・氏名と参加希望の旨を伝えた上で、3月26日(火)に総合工房棟4階のFM(エレベーター前講義室)に集合してください。

Diploma11は、壊れた関係性の物語に耳を傾けることで、ロンドンの内部性を探る。我々は、人々と建物、そしてその構造に埋め込まれた相容れない価値の表明として見なされる都市の未解決の空間のラブストーリーを語る、建築の不完全な一片をサンプリングする。
本ユニットでは、現在のイギリスの経済的、政治的情勢によって引き起こされる都市的消去に対して、各学生は未だ定義されていない内部性の重要さを評価する各々の価値に貢献しうるインテリア・アーバニズムを調査する。我々は、ロンドンをそこで発見したものから書き換え、再構成しうるアンソロジーとしての、半ば架空のシナリオやストーリーボードの集合を形成する。

ザグレブ(クロアチア)の住宅地区にある歴史的な外観の後ろで、とある部屋の中で発見された幾つかの下着、置物、斧、トイレット・ペーパーのホルダー等、明らかにそうした外観とは無関係な馴染みのあるオブジェクトが集まっている。ザグレブにある「The Museum of Broken Relationships_壊れた関係(別れ)の博物館」はその設立者達から、思い出と感情のホログラムで構成された空間とされている。そこでは、人間関係の脆さを反映した広範囲に歴史的で社会政治的なテーマを集め伝えている。
リビングルームの中で起こる物語から、約束されたことが実行されることのない都市計画へと。我々も、壊れた関係から築かれた都市の一つとしてロンドンを処方する。

(偶然的で示唆的なイベント、プロダクト、そして建築といった)例外に余地を与えることの出来る、都市固有の構造とは何か。記憶が消えていきながらも、また新しく始まりながら、どのようにして様々な関係性のための時間が分離していくか。何も意図した通りに働かない、生々とした都市のランドスケープを維持する介入のメカニズムとは何だろうか。ミスマッチの感覚を祝福する建築的言語とは何か。

スケジュール
3/26(火)10:00- Introduction+Grouping_イントロダクション・グループ分け (@4th Floor, FM/総合工房棟4階建築科FM)
3/27(水) Fieldwork & Tutorial _フィールドワーク&チュートリアル※
3/28(木) Ditto_同上
3/29(金) Ditto_同上
3/30(土) Ditto_同上
3/31(日) Ditto_同上
4/1(月) Ditto_同上
4/2(火) Ditto_同上
4/3(水) Ditto_同上
4/4(木) Ditto_同上
4/5(金) Final Jury※_最終講評@総合工房棟4階※


In this joint-workshop, by following the above brief of AA Dip. 11, we encourage you to demonstrate a way for inventing your own propositional representation of the City.
From AA, 10~12 students will come, and we look for same number from Geidai from not only department of architecture but also that of others. The level of AA students might be around Master 1 & 2 at Geidai, but, including undergraduate students, we encourage all the year students to join this workshop. If you want to join this workshop, please email to the following, with your name & school register number, and come to the 26th (tue) of March at FM (in front of lift) on the 4th floor of Sogo-kobo-to (Factory Complex A).
geidai.archi.teach@gmail.com


Some underwear, a garden gnome, a log-splitting axe, and a toilet roll holder are among a collection of familiar-objects – apparently unrelated – found inside a room behind a historic facade of uptown Zagreb. Along with them are letters and stories allowing viewers to recognise each object as a hinge that holds together two versions of a story. This Museum of Broken Relationships, is described by its founders in Zagreb as a space comprising holograms, of
memories and emotions. It gathers and transmits discussions of wider historical and socio-political issues reflected in the fragility of human relationships.

From stories that take place inside a living room to urban plans that have failed to deliver what they have promised, we too can prescribe London as a city forged from broken relationships.

What is the inherent structure of the city that enables it to give room to exceptions (events, products, and architecture that are accidental and bespoke)? How does it allow time for various relationships to break apart while some memories fade away and others start anew? What are the mechanisms of the interventions that keep the landscape of the city alive, where nothing works as intended? What is the architectural language that celebrates the sense of mismatch?

Diploma 11 will investigate London’s interiority by searching and listening to the stories of broken relationships. We will sample incomplete pieces of architecture, which speak of love stories between people and buildings and unresolved spaces of the city seen as manifestations of conflicting values embedded in its fabric.

The unit invites students to investigate the undefined theme of Interior Urbanism, to contribute their individual values towards an assessment of the importance of interiority as against the instrumental forces of urban erasure driven by the current economic and political climate of the UK. We would like to form a collection of semi-fictional scenarios and storyboards as an anthology from which London can be rewritten and recomposed from things as found.

Shin Egashira


指導教員
Shin Egashira (AA Diploma 11 Unit Master)_江頭 慎(AAスクールDiploma 11ユニットマスター(教授))
Fumi Kashimura (Senior Lecturer at Tokyo Univ. of the Arts)_樫村 芙美(東京藝術大学専任講師)
Junpei Mori (Asst. Professor at ditto)_森 純平(東京藝術大学助教)
Tamao Hashimoto (Lecturer at ditto)_橋本 圭央(東京藝術大学非常勤講師)


Exhibition |椅子展「cos chair」

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学部1年生の家具課題で制作された椅子の展覧会が開催されています。

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東京藝術大学建築科1年生 椅子展「cos chair」
会期:2019年2月12日(火)〜2月20日(水)10:00~18:00
会場:東京藝術大学上野キャンパス
   音楽学部第6ホールホワイエ
   
出展者:伊勢巧、井上大裕、角野キラリ、上村陽風、河野卓馬、谷口茉優、南任蒼士、野原秀奈、堀之内ゆみ、見崎翔栄、森本澪、若尾和真、和田啓


News |青木淳教授・樫村芙実講師・大野秀敏客員教授の就任

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2019年度より、建築家の青木淳氏が本科教授(環境設計第一研究室)に、建築家の樫村芙実氏が本科講師(建築設計第三研究室)に、建築科・東京大学名誉教授の大野秀敏氏が本科客員教授に就任しました。

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青木淳(Jun Aoki)

1956年神奈川県生まれ。
1982年東京大学大学院修士課程修了。
1982-1991年磯崎新アトリエ勤務。
1991年青木淳建築計画事務所設立。
2016年東京藝術大学美術学部建築科客員教授就任。

主な作品に「潟博物館(ビュー福島潟)」(1997年)、「ルイ・ヴィトン表参道」(2002年)、「青森県立美術館」(2005年)、「杉並区大宮前体育館」(2014年)など。
主な著作に『原っぱと遊園地』(王国社、2004年)、『青木淳 JUN AOKI COMPLETE WORKS 1』(INAX出版、2004年)、『青木淳 JUN AOKI COMPLETE WORKS 2 青森県立美術館』(INAX出版、2006年)、『青木淳 JUN AOKI COMPLETE WORKS 3』(LIXIL出版、2016年)など。
第13回吉岡賞、日本建築学会作品賞、文化庁芸術選奨新人賞など受賞歴多数。

●学生へのメッセージ
「芸大の建築学科だからこそできることをしたいです。
他学科の人たちとつきあえるとおもしろい。
建築の世界だけに閉じこもるのではなく、いろんな他の世界のこともあれこれやってみたい。
とはいえ、ジャンルがなければ、「他」もなくなってしまう。
だから、建築のことをとことん考え、やりましょう。」


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樫村芙実(Fumi Kashimura)

1983年神奈川県生まれ
2005年東京藝術大学美術学部建築科 卒業
2007年東京藝術大学美術研究科建築専攻 修了
    八島建築設計事務所、Boyd Cody Architects 勤務
2009-2011年東京藝術大学教育研究助手
2014-2018年東京藝術大学非常勤講師
2011年テレインアーキテクツ/TERRAIN architects 設立

作品に「ENDANG Library」「AU Dormitory」「やま仙 / Yamasen Japanese Restaurant」など。JCDデザインアワード100入選(2010)、SDレビュー入選(2012)。

●学生へのメッセージ
「かっこいいのは当たり前、面白くないなんてあり得ない、そんな厳しくも有り難い目をもった同級生の中で、わたしは自分の興味や能力を探す時間を持つことができました。卒業してからも、なにかを描いたり/書いたり/つくったりする度に、これは同級生にみせられるかな、と考えていて、それがひとつの指針になっているように思います。
4月から大学に戻って、また新しい作品にはっとしたり、ぎょっとしたりするのが楽しみです。」


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大野秀敏(Hidetoshi Ono)

1949年岐阜県生まれ
1972年東京大学工学部建築学科卒業
1975年東京大学大学院工学系研究科建築学専攻修士課程修了
1976-1983年株式会社槇総合計画事務所
1983-1988年東京大学助手(槇文彦教授)
1988年東京大学助教授(大学院工学系研究科建築学専攻)
1999年-2015年東京大学教授(新領域創成科学研究科環境学専攻、 工学部建築学科兼担)

主な著書に、『見えがくれする都市』(共著 槇文彦他、鹿島出版会、1979年)、『建築のアイディアをどのようにまとめてゆくか』(彰国社、2000年)、『東京の環境を考える』(共著 神田順他、朝倉書店、2001年)、『fibercity Tokyo 2050』(雑誌JA The Japan Architect 63 号2006年秋号特集、大野秀敏+東京大学大野研究室、新建築社、東京、2006年)、『シュリンキング・ニッポン 縮小する都市の未来戦略』(編著、鹿島出版会、2008年)など。
第48回 建築業協会賞(BCS賞)、日本建築学会賞作品賞、グッドデザイン賞など受賞歴多数。



TG1901 |樫村芙実 展

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会期:2019年4月5日(金)〜 4月26日(金)
会場:TAPERED GALLERY |テーパード・ギャラリー
  (東京都台東区上野公園12-8 美術学部 総合工房棟4F)
開館時間:大学開門時間に準ずる
出展:東京藝術大学 樫村研究室講師 樫村芙実
主催・企画:東京藝術大学美術学部建築科教室
問い合わせ先:050-5525-2234

本年度、本科建築設計第三研究室講師に着任しました樫村芙美氏は、東京(日本)とカンパラ(ウガンダ)を拠点に活動しています。
本展覧会では、昨年竣工したウガンダの「やま仙/Yamasen Japanese Restaurant」、2015年に竣工したウガンダの「AU dormitory」、現在進行中の「TERAKOYA」の3作について展示を行います。



News |アガ・カーン建築賞shortlistへの選出

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本科建築設計第三研究室の樫村芙実講師のによるAU dormitory」が、アガ・カーン建築賞のshortlistに選出されました。

[賞について]
アガ・カーン建築賞のshortlistがアナウンスされました。
本賞は1977年に設立、3年毎に開催され、完成後1年以上使用された建築/都市計画等が応募対象となります。
14回目となる今回(2017年〜2019年cycle)は、全380の応募作品から16カ国、20作品が選ばれ、
AU dormitoryがそのひとつとして選出されています。

[建物について]
AU dormitoryは、ウガンダの首都郊外に建てられた学生寮で、サハラ以南のアフリカ諸国より集まった約50人の遺児たちが、海外の大学へ進学する準備を行う施設です。施設には教室、食堂、男子/女子寮棟、事務所、宿直室が中庭を囲むように配置されています。コンクリート壁柱で支えられた地産のレンガ壁が3/4mの間隔で建てられ、大小の活動ー自習やディベートなどーに適した空間を提供しています。

関連:アガ・カーン建築賞プレスリリース


撮影:Timothy Latim



TG1902 | OPEN HOSPITAL

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TG1902 | OPEN HOSPITAL

会期:2019年5月13日(月)〜 5月27日(月)
会場:TAPERED GALLERY |テーパード・ギャラリー
  (東京都台東区上野公園12-8 美術学部 総合工房棟4F)
開館時間:大学開門時間に準ずる
出展:東京藝術大学 中山研究室
主催・企画:東京藝術大学美術学部建築科教室
問い合わせ先:050-5525-2234

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中山研究室第4 期は、1年をかけて、ある地方の私立総合病院の建て替えについて考えてきました。
病院という特殊なプログラムの設計を考えるのは初めてで、様々な提案や問題が無秩序に現れていきます。

車社会と病院、人工透析、車イス、機械と臓器、老朽化、病院の建て替え、震災、地域との関係、…

1つを解決しようとするとどこか別のところで不具合が起きたりして、
それらを端っこから一つ一つ解決するのは難しいことでした。

そこで、そのとりとめもない要素たちを一度宙に浮かべ、すべてを保留にしたまま、ゆっくりと思考を深めていきました。
ポーズと再生をくり返しながら互いの要素にフィードバックしあって深めていくやり方です。
これを私たちの中では「観測気球」型の設計手法と呼んでいます。

今回の展示では、その思考過程をそのまま一冊の本にまとめました。
順番に何かが決定していくのではなく、話が戻ったり、メンバーの意見が好き勝手に現れたり、いろんな話題の中でだんだんと何かが形になっていく。そんな様子が伝わると嬉しいです。

観測気球型の本ですから、その読みとり方も自由です。
今回は、研究室のメンバーがそれぞれどんな風に本を読むのか、そのモニターもセットになっています。
それぞれ、推しどころは違います。
映像を見ながら、好きなところから、好きなように読んでみてください。

ps
きれいな本の横に置いてある” 第六版” は、みなさんの声も一緒に本にするためのコピーです。
考えついたことがあったら椅子に腰掛けて書き込んでみてください。
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Examination |平成31年度 東京藝術大学美術学部建築科 入学試験 参考作品

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Examination |平成31年度 東京藝術大学美術学部建築科 入学試験 参考作品

東京藝術大学美術学部建築科の入学試験は、文章と図で示された立体を印象ではなく正確に捉え描画を行う[空間構成]と、与えられた素材から空間をドローイングや文章で表現する[総合表現]の2課題で構成されます。

以下に、平成31年度の美術学部建築科入学試験の参考作品とその評価基準を掲載します。平成30年度以前については本ページの下段のリンクから参照できます。

なお、試験問題については、こちらを参照してください。
平成31年度美術学部建築科入試問題用紙(PDF)

また、令和2年度入学試験に関する情報は、大学入試情報サイトに掲載される募集要項を参照してください(11月頃掲載予定)。
東京藝術大学入試情報サイト

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◎[空間構成](1日目)
この試験は、文章と図で示された立体に関する問題です。
本年度は、与えられた条件に該当する立体群の総数を把握した上で、その中から適切な組み合わせを抽出して配置し描写を行うものでした。
本年度の試験において特に評価した点は以下の通りです。

 ① 立体群の組み合わせ方の全体像を過不足なく論理的に捉える能力
 ② 多数の組み合わせの中から適切な一つを選択する能力
 ③ 選択した立体群の特徴を活かした配置を考案する能力
 ④ 素材及び立体が創り出す空間の描写力

以下、合格者の解答例です

解答例a(問題1、2、3)


解答例b(問題3)


解答例c(問題3)

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◎[総合表現](2日目)
この試験は、正解を求めるものではなく、受験生の資質と独創性を問うものです。内容は、与えられた素材(文章、図、写真、映像など)から空間をイメージし、それをドローイング、立体、文章などで表現するものです。
平成31年度は、提示された主題に基づいて、観察・分析・構想し、自らが創造した空間を文章とドローイングで表現するものです。この試験においては次の点を評価しました。

 ① 問題文で提示された主題を適切に観察・分析する力
 ② 分析内容と目的を豊かに結びつける構想力
 ③ 構想した空間を表現する力
 ④ 制作意図を的確に説明する能力

出題側の意図は、自然物が持つ形態的特徴をつかみ、そこにある幾何学や法則を見出し、それをもとに形態を創造することです。その課題に対して、配布した素材を有効に活用できていない例も目立ちました。


以下、合格者の解答例(設問1及び4、2、3)です。


以上3点、解答例A(設問1及び4、2、3)
この解答例は、シンプルな幾何学を立体的に組み合わせることで複雑で多様な場を作り出すことに成功している点が評価されました。ただし、バラの分析が印象論に留まっており、形態がもつ隠れた法則性を抽出するまなざしにやや物足りなさを感じました。

以上3点、解答例B(設問1及び4、2、3)
この解答例は、空間における質の異なる場の生成を、光と影によって表現することに成功しており、表現もそれを端的に示すことができている点が評価されました。ただし、どの植物にもみられる特徴を抽出したものになっており、与えられたバラに対する分析としては物足りなさを感じました。

以上3点、解答例C(設問1及び4、2、3)
この解答例は、バラの分析において、印象ではなく定量的に特徴を分析している点や、その分析を幾何学的な表現に結びつけようとする意志が評価されました。ただし、その分析を建築形態に翻案する際の手続きにやや飛躍が見られる点が指摘されました。


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関連:
平成30年度 東京藝術大学美術学部建築科 入学試験 参考作品
平成29年度 東京藝術大学美術学部建築科 入学試験 参考作品
平成28年度 東京藝術大学美術学部建築科 入学試験 参考作品
平成27年度 東京藝術大学美術学部建築科 入学試験 参考作品
平成26年度 東京藝術大学美術学部建築科 入学試験 参考作品
平成25年度 東京藝術大学美術学部建築科 入学試験 参考作品

TG1903 |藝大建築科図書室展「課題と参考図書、の間」

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TG1903 |藝大建築科図書室展「課題と参考図書、の間」

会期:2019年6月6日(木)〜 6月13日(木)
会場:TAPERED GALLERY |テーパード・ギャラリー
  (東京都台東区上野公園12-8 美術学部 総合工房棟4F)
開館時間:大学開門時間に準ずる
出展:東京藝術大学建築科教室
主催・企画:東京藝術大学美術学部建築科教室
問い合わせ先:050-5525-2234

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ここ総合工房棟へ建築科が移ったのは、2003年(平成15年)のことです。以来、建築科図書室では前司書の寺尾さん、現司書の青木さんのサポートの元で資料貸し出しや紹介がされています。

図書室の利用と言えば、課題の参考図書を閲覧しに行く学生が多いでしょう。各課題に取り組むベースとなる資料が、図書室でセレクトされています。この図書選定は、毎年変わる課題文や学生の様子を寺尾さんが具に観察し、毎年調整をしながら選ばれた、いわばマスターピースのようなものです。

今回の展示では、総合工房棟へ移ってきた初年度2003年の課題文と昨年度2018年度の課題文、そしてその間ちょうど半分2011年までの発行されていた建築科年鑑誌「空間」を展示します。15年前にはなかった本が参考図書になっていることがあれば、15年前にあった課題が今はないこともあります。
課題文を振り返ることで、参考図書の中にある建築の変化を探ってみてください。


2019.06.07.
建築科有志一同
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Lecture | Kristína Rypáková & Danica Pištekováレクチャー

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この度、スロバキアの建築家Kristína RypákováとDanica Pištekováによるレクチャーを行います。

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Kristína Rypáková & Danica Pištekováレクチャー

日時:2019年6月28日(金)18:00~
場所:東京芸術大学美術学部建築科FM教室
(〒110-8714 東京都台東区上野公園12-8)
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Kristína Rypáková
2018
Teacher mobility in programme Erasmus+, with D. Pišteková
[Gengdan Institute of Beijing University of Technology, China]
2013
Asst. Prof. at the Department of Architecture
[Academy of Fine Arts and Design in Bratislava, Slovakia]
2013
[ArtD.] Doctoral study
Non/mathematical Prototypes&Typologies
Academy of Fine Arts and Design in Bratislava, Slovakia
2010-2013
[Mag. arch.] Master study completed with distinction
University of Applied Arts, Vienna, Austria
2006-2010
[Bc.] Bachelor study
Academy of Fine Arts and Design in Bratislava, Slovakia

Danica Pišteková
2018
Teacher mobility in programme Erasmus+, with D. Pišteková
[Gengdan Institute of Beijing University of Technology, China]
2013-2017
Doctoral study at Academy of Fine Arts and Design
(AFAD) Department of architecturein Bratislava, Slovakia
2010-2012
Master study at Academy of Fine Arts and Design,
Department of Architecture inBratislava, Slovakia
2006-2010
[Bc.] Bachelor study
Academy of Fine Arts and Design in Bratislava, Slovakia


TG1904 | W(e)AVE

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TG1904 | W(e)AVE

会期:2019年6月15日(土)〜 6月28日(金)
会場:TAPERED GALLERY |テーパード・ギャラリー
  (東京都台東区上野公園12-8 美術学部 総合工房棟4F)
開館時間:大学開門時間に準ずる
出展:東京藝術大学美術学部建築科金田研究室
材料提供:アサダメッシュ株式会社
主催・企画:東京藝術大学美術学部建築科教室
問い合わせ先:050-5525-2234

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映像がステンレス製のメッシュにより現れた面に捕われる。
その組成が、縦横と横糸に沿って、光を反射・拡散させる。
極めて軽量の面が、風や接触によって波うち、光の揺らぎを知覚させる。
光の波動性と粒子性。
ステンレスのスクリーンは光の知覚を緩やかに揺さぶりはじめる。

金田研究室
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Examination |令和2年度 東京藝術大学大学院美術研究科建築専攻 学生募集

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Examination |令和2年度 東京藝術大学大学院美術研究科建築専攻 学生募集

2020年度(令和2年度)の大学院入学希望の学生に向けて、各研究室では個別に事前対応をおこないます。それぞれの事前面談やオープンラボの開催日程等は下記のとおりです。

なお、大学院入試全般に関する情報は東京藝術大学[入試情報]を参照してください。

藤村龍至研究室(建築設計 第1研究室) 
事前面談[申し込み〆切:7月26日(金)] 
8月2日(金)16:00-19:00
下記詳細ページを確認して必要事項を記入の上、
ryujifujimura.labo@gmail.com(教育研究助手・山川宛)まで。
*@は半角に置き換えてください。
詳細:http://ryujifujimuralabo.tumblr.com/

中山英之研究室(建築設計 第2研究室)
8月1日(木)事前面談[申し込み〆切:7月22日(月)17:00]
下記詳細ページを確認して必要事項を記入の上、
nakayamalabo_geidai@yahoo.co.jp(教育研究助手・湯浅宛)まで。
*@は半角に置き換えてください。
詳細:https://nakayamalabo.tumblr.com/post/185699108591/students-recruitment-2020

樫村芙実研究室(建築設計 第3研究室)
7月31日(水)事前面談[申し込み〆切:7月23日(火)24:00]
下記詳細ページを確認のして必要事項を記入の上、
musbah.maysa@fa.geidai.ac.jp(教育研究助手・ムスバ宛)まで。
*@は半角に置き換えてください。
詳細:https://kashimuralab.tumblr.com/

青木淳研究室(環境設計 第1研究室) 
事前説明会、事前面談、研究室見学会等は行いません。
詳細:https://aoki-lab.tumblr.com/post/185672724867/2020年度入学-大学院生募集について

ヨコミゾマコト研究室(環境設計 第2研究室)
7月31日(水),8月1日(木) オープンラボ[申し込み〆切なし]
詳細:ホームページ7月上旬更新予定

金田充弘研究室(構造計画 第1研究室) 
9月6日(金) 事前面談[申し込み〆切:8月31日(土)]
希望者は氏名、所属大学、携帯番号、メールアドレスを明記のうえ、
教育研究助手・秋田 akita.ryohei@fa.geidai.ac.jpまで。
*@は半角に置き換えてください。

光井渉研究室(建築理論 第1研究室) 
事前面談、個別対応。
問い合わせ:教育研究助手・辻 tsuji.shinichiro@fa.geidai.ac.jp
*@は半角に置き換えてください。

野口昌夫研究室(建築理論 第2研究室) 
事前面談等は原則おこないません。
問い合わせ:教育研究助手・大島 oshima.midori@fa.geidai.ac.jp
*@は半角に置き換えてください。



News |東京藝術大学美術学部入試説明会

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令和2年度に進学を希望する受験生や保護者、および教育関係者に向けた美術学部入試説明会が開催されました。建築科では、中央棟第1講義室にて1時間の説明会を実施するとともに、総合工房棟4階にある学生製図室、講評会や展示をおこなうFM(Factory Museum)・MS(Media Studio)を公開することで、本科の教育の特徴や学生生活の様子を紹介しました。

※本説明会の参加/不参加は、入試やその結果に影響するものではありません。

中央棟第1講義室での説明会。藝大建築科の歴史や理念、教育や日々の生活、昨年度入試の参考作品などについてスライドを用いて紹介。

FMでの建築科紹介の展示。教員8名の代表作品のパネル、学部1〜4年生の課題作品の模型などを展示。学生や教員より制作の様子を説明。

教員の著書、学生の活動や課題が掲載されている書籍、雑誌を紹介。

MSの展示。学生が実測し描出した古建築の図面の展示。

学部3年生の設計課題の講評会。学生のプレゼンに対しコメントが飛び交う。

製図室の様子。実際に製図室を利用する学生による実感のこもった紹介付き。



Critique |令和元年度 学部前期合同講評会

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2019年度学部前期合同講評会を実施。
学部1年~4年の学生が課題の成果物を発表しました。

学部1年 場所と空間「SMALL SCULPTURE MUSEUM 6」
(担当教員:樫村芙実 安宅研太郎 森純平 Meysa Musbah)
学部1年 基礎「建築の空間・仕組みを探る」
(担当教員:野口昌夫 本瀬あゆみ 大島碧)

学部2年 住宅Ⅱ
(担当教員:青木淳 増田信吾 大坪克亘 澤田航)
学部2年 小規模多機能施設「拡張された家」
(担当教員:藤村龍至 宮崎晃吉 山川陸)

学部3年 教育施設「表現力、コミュニケーション能力を喚起する学校」
(担当教員:ヨコミゾマコト 小野田泰明 徳山史典)
学部3年 複合文化施設「美術館」
(担当教員:青木淳 西澤徹夫 澤田航 榮家志保

学部4年 建築と表現「スピードとスケール」
(担当教員:中山英之 中川エリカ 湯浅良介)
学部4年 プレディプロマ
(担当教員:ヨコミゾマコト 田村裕希 徳山史典)


以上、学部1年 場所と空間「SMALL SCULPTURE MUSEUM 6」

以上、学部1年 基礎「建築の空間・仕組みを探る」

以上、学部2年 住宅Ⅱ

以上、学部2年 小規模多機能施設「拡張された家」

以上、学部3年 教育施設「表現力、コミュニケーション能力を喚起する学校」

以上、学部3年 複合文化施設「美術館」

以上、学部4年 建築と表現「スピードとスケール」

以上、学部4年 プレディプロマ


Lecture |大野秀敏 三夜連続講義 「面(ツラ)と面(カワ)と面(メン)」

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Lecture |大野秀敏 三夜連続講義 「面(ツラ)と面(カワ)と面(メン)」

この度、東京藝術大学客員教授 大野秀敏による三夜連続講義を行います。


大野秀敏 三夜連続講義 「面(ツラ)と面(カワ)と面(メン)」

日時:2019年10月30日(水)、10月31日(木)、11月11日(金)
   毎夜18:00~
場所:東京芸術大学美術学部建築科FM教室
(〒110-8714 東京都台東区上野公園12-8)
主催・企画:東京藝術大学美術学部建築科教室
問い合わせ先:050-5525-2234

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本連続講義では、現代の日本の都市風景に現れる様々な特徴を探り、それぞれの源泉や受容を考察し、それを文化的遺伝子と考えます。それらの遺伝子は強弱をもって日本の都市のツラガマエを支配しています。これは街並み景観論を介した日本の空間概念論試論です。

第一夜:流れと場所の遺伝子
場所に関わる遺伝子の候補として、〈塀〉と〈見世〉、薄い面、浮いた床、境界を仰ぐ。流れに関わる遺伝子の候補として 面を重ねる、窓が無い、内柔外剛、面の間を論じます。なお、時間的制約から一部が第二夜に繰り延べられることが予想されます。

第二夜:越境する遺伝子
異物の遭遇に関わる遺伝子の候補として、高い床と地の床、仮面舞踏会、コスプレ、乾明滑+遠速多、私物化と旅行者の眼差しを論じます。

第三夜:リノベ・規則・移動
改修・都市計画・再生、流れの都市
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大野秀敏 / Hidetoshi Ono

1949年岐阜県生まれ
1972年東京大学工学部建築学科卒業
1975年東京大学大学院工学系研究科建築学専攻修士課程修了
1976-1983年株式会社槇総合計画事務所
1983-1988年東京大学助手(槇文彦教授)
1988年東京大学助教授(大学院工学系研究科建築学専攻)
1999年-2015年東京大学教授(新領域創成科学研究科環境学専攻、 工学部建築学科兼担)

主な著書に、『見えがくれする都市』(共著 槇文彦他、鹿島出版会、1979年)、『建築のアイディアをどのようにまとめてゆくか』(彰国社、2000年)、『東京の環境を考える』(共著 神田順他、朝倉書店、2001年)、『fibercity Tokyo 2050』(雑誌JA The Japan Architect 63 号2006年秋号特集、大野秀敏+東京大学大野研究室、新建築社、東京、2006年)、『シュリンキング・ニッポン 縮小する都市の未来戦略』(編著、鹿島出版会、2008年)など。
第48回 建築業協会賞(BCS賞)、日本建築学会賞作品賞、グッドデザイン賞など受賞歴多数。


白花亭 黒部市
設計:アプルデザインワークショップ 2019
写真:北嶋俊治/アーキフォト

TG1907 | Sawada Hashimura 「参照の織物」展

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TG1907 | Sawada Hashimura
「参照の織物」展

会期:2019年10月15日(火)〜 10月31日(木)
会場:TAPERED GALLERY |テーパード・ギャラリー
  (東京都台東区上野公園12-8 美術学部 総合工房棟4F)
開館時間:大学開門時間に準ずる
出展:Sawada Hashimura (東京藝術大学 青木淳研究室 教育研究助手 澤田航主宰)
主催・企画:東京藝術大学美術学部建築科教室
問い合わせ先:050-5525-2234

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本科教育研究助手の澤田航が主催するSawada HashimuraによってPrisimic Galleryにて行われた「参照の織物」の巡回展。
先人の建築を「調停」という観点から選定、模型化し、写真にするプロセスの中で「参照」の意義を実験的に考察します。
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「換骨奪胎について」
ゲスト ホンマタカシ
聞き手 Sawada Hashimura
日時:2019年10月28日 (月) 18:00-20:00
場所:東京藝術大学建築科 FM教室




TG1908 |光井研究室 「日本の伝統木造建築」展

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TG1908 |光井研究室「日本の伝統木造建築」展


会期:2019年11月4日(月・祝日)〜11月12日(火)
会場:TAPERED GALLERY |テーパード・ギャラリー
  (東京都台東区上野公園12-8 東京藝術大学美術学部 総合工房棟4F)
開館時間:大学開門時間に準ずる
主催・出展:東京藝術大学大学院美術研究科 建築理論第1研究室
     (展示担当:原田栞 山本瑠以)
問い合わせ先:050-5525-2241


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本科教授の光井渉の著作『日本の伝統木造建築 その空間と構法』(市ヶ谷出版社,2016.7,日本建築学会著作賞受賞)を基に、日本の伝統木造建築の軸組構法とその空間について、軸組架構図を用いながら、古代から近世にかけて建立した寺院建築をピックアップして考察します。
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「歴史と美学 ―歴史の中にある構造の構成と空間の表現―」

レクチャー + トークセッション
福島加津也(建築家、福島加津也+冨永祥子建築設計事務所、東京都市大学工学部建築学科・教授)
光井渉  (東京藝術大学美術学部建築科・教授)

日時:2019年11月8日(金) 18:30
場所:東京藝術大学美術学部 総合工房棟4F FM



Exhibition |椅子展「いす イス 椅子 Chair展」

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Exhibition |椅子展『いす イス 椅子 Chair展 』


会期:2019年11月23日(土)〜12月1日(日)
会場:ROJIBI(千住旭町路地裏美術館)北千住駅から徒歩4分
営業日時:火〜金 13:00〜18:00
     土日祝 11:00〜18:00
     入館は17:30まで
     月曜休館(月曜祝日の場合翌火曜休館)
入館料:大人300円(中学生以下無料)
主催・出展:東京藝術大学 建築科 学生有志他
特別参加:家具屋イエノ(石渡信之)

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この展示は、例年藝大で行っている建築科一年生の椅子課題の成果展としての「椅子展」とは別に、有志で企画されたものです。
藝大キャンパス内での椅子展示は2月に予定されています。
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TG1909 |ヨコミゾ研究室 「1:1」展

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TG1909 |ヨコミゾ研究室「1:1」展


会期:2019年11月13日(水)〜12月2日(火)
会場:TAPERED GALLERY |テーパード・ギャラリー
  (東京都台東区上野公園12-8 東京藝術大学美術学部 総合工房棟4F)
開館時間:大学開門時間に準ずる
主催・出展:東京藝術大学大学院美術研究科 ヨコミゾマコト研究室
問い合わせ先:050-5525-2234


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浄土真宗長徳寺は新潟県新発田市大栄町に、天正13年に関根慶順が開山した寺である。町のシンボルである新発田城から伸びる小路の軸線の終端に位置する。ヨコミゾ研究室では、2011年から現在まで長期にわたって長徳寺の整備に関わっている。

2019年冬、ペット永代墓が竣工予定である。
当展示では、境内の傍らに現れる、ささやかな祈りの空間の一部を1:1で再現している。
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